2016.8.19
今年の5月末に開催された「いとう写真館」in 唐津。
僕らは北波多の草伝社さんでのスタジオで初めて撮っていただきましたー。
少々緊張するわれわれ平河一家でしたが、伊東さんの人柄によるなごやかオーラで緊張もほぐれ楽しく撮影させていただきました。
そんな写真が先日自宅に届きましたー
最近ではカメラは一人一台の時代。いやもっとかな?
携帯には必ず付いている機能だし、フィルムではなくデジタル全盛の今ではほとんど無制限に写真を撮る事ができ、
写真を撮ることはここ2、30年まえに比べると、格段に身近なものになりました。
ネット上では世界中のお気軽な日常写真であふれかえっています。
こんな状況は別に悪い事ではなく、誰もが写真を楽しめる良い時代になったと思います。
ただ思うのは、小さい頃の分厚い家族のアルバムを見る時のような集中して見る感じは今は無い。
なんだか、写真の数が増えた分、写真一枚ずつの価値も薄まってしまった様な感じがします。
そんな中、伊東さんの写真は普段のそれとは全く異質のものでした。
同じ写真なんだけども、撮る人、現像する人、撮られる人の気持ちや労力があいまって、特別なものとして我が家にやってきました。
しっかり撮ったものはしっかり見るし、気軽に撮ったものは気軽に見るのかなと。
どちらがいいという訳ではないけど、片方よりは両方あった方が楽しいのではないかと思う。
もし写真が、人生という柱に刻む記録であるなら、
うすーい鉛筆でたくさん引いていた僕の柱に、伊東さんにはゴリゴリと彫刻刀でしっかり刻んでもらったような気持ちです。
伊東さんありがとうございました。
そしてまた来年よろしくお願いします。