2015.12.11
これは10年前から使っている出刃包丁。
料理の世界に入ってすぐの東京にいる頃に買いました。
研ぎながら長年使っていると、持ち手の柄の方がダメになってくるのですね。
出刃包丁は和食の包丁の中でも特にハードに使われる包丁です。
魚をさばく時に使うのですが、魚の身を切らないと行けないのはもちろんのこと、固ーい骨を叩き切ったりしなければならず刃にも柄にも負担がかかります。
今回は柄にヒビが入って割れてしまったので、自分で新しい柄に取り替えます。
柄の穴を調節しつつ、最後は柄に入る金属の部分を熱して、柄を焼きながら押し込みます。
これで金属と木部がピタッと収まる訳です。
今回は研いで小さくなった刃に合わせて、柄も一回り小さい物にかえました。
やはり、作りのいい物はメンテナンスをしながら長くつかえます。
明日からまたおいしい御飯が作れそうですね
出刃君、もう十年よろしくお願いします。